宣伝「アフター・ナインストーリーズ」

本日も宣伝です。
高校球児を描いた青春小説「ナイン・ストーリーズ」で表紙を描かせていただいた晋太郎さんの小説
「アフター・ナインストーリーズ」が発売になりました。

タイトルの通り、ナインの登場人物のその後を描いた続編の短編集です。
晋太郎さんのブログで各話の解説が読めます

 

さて、折角なので今日はその前作「ナイン・ストーリーズ」の表紙イラストの制作過程について触れたいと思います。
晋太郎さんからのオーダーは
9人の並んだ絵で上下巻で一つの絵に、ということだったので構図はほぼ決めうち。
いただいた原稿とキャラ設定(身長体重や趣味性格、それぞれのテーマソングなど)を元にまずは9人のデザインを固める作業を進めました。

 

↓孝介の第1稿
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髪型や体型が決定稿と少し違ってます
こんな感じのラフを送って晋太郎さんとやり取りしつつ9人それぞれのイメージを詰めていきました。

 

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↑9人の身長対比図

 

源太がこの段階だと丸坊主!縮小してるので見えづらいですが宗匡の顔も結構ちがいます

 

設定や本編での描写が鮮明なので大きなブレはなかったんですが
涼平・宗匡・勝利の3人は少しだけ悩みました。
お人好しキャラの涼平と勝利は見た目でどう差をつけるか、
宗匡は内に抱えるほの暗さと恋する少年の無邪気さの2面性を絵にどう落とし込むかという点ですね。

 

何度かやりとりしてキャラのイメージはほぼ決定。
次はチームのユニフォームです。

 

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↑スタンダードな白ベースのユニフォーム案とストライプ柄の案

 

こちらは9人並んだ時の見た目を考えて白の方で決定。
(ストライプだと集合絵では少しうるさくなるので)
キーカラーは赤。赤は戦隊ものでもアニメでも主役の色!って日本だけの刷り込みですかね…

 

いよいよ表紙のラフです。
構図はほぼ決まっているので9人の並びと表情やポーズ、
全体でも上下で分割した時にも成立するという点に留意して制作。

 

↓1案
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壱成は端で堂々と。屈託ない源太は真ん中に。
エピローグの集合写真のイメージです。(表紙でネタバレしないようにちょっと変えていますが)
ちなみに琢磨が制服なのは「髪を染めた状態ではユニフォームに袖を通さない」という
彼のポリシーによっています。

 

ここで迷ったのがマサゲンのポーズと並び。
宗匡のエピソードは上巻なので上巻側に配置したい、でも源太とも絡ませたいなあと考えてこの配置。

 

が、この配置は分割するとおさまりがよくない!
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上巻は5人のエピソード、下巻は4人+エピローグなので
エピソードに倣うと下巻のが配置がちょっと寂しく、上巻側がキツキツに。

 

晋太郎さんと相談の上、レイアウト優先で2案を進行することに。

 

↓2案
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上下巻で密度のバランスをとりつつ、キャラも絡ませるレイアウトに変更。
宗匡は下巻側に配置。
マサゲンは絡ませたいけど、物語の意味でもこの2人は上下巻で分割する方がいいのではないか?というのは最後まで悩みました。

 

他に1案との変更点は裕也を端に移動(裕也は端でクールに構えてそう)
孝介と涼平は隣同士に(信頼し合うバッテリーだし)
琢磨をマサゲンと勝利で挟む(ツンデレだし、壱成にはちょっとビビってるしな)
などなど。

 

↓配置が決まったのでクリーンアップ作業に
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位置の微調整やデッサン・ポーズの修正、
さらにここからもう一段階線を清書して塗りに入ります。
下巻単体で見るとマサゲンが屈んでいるため高さが揃ってないのが少し気になったのですが
そこは晋太郎さんが文字やロゴを入れた最終的なデザインでうまく処理してくれました。

 

KDPの表紙はファイルサイズに制限があるので塗りはシンプルにする分、
キャラの表情・フォルム・アウトラインに全神経を注ぎます。
今回は線画から塗りまですべてPhotoshopで仕上げました。

 

↓最後にはみ出しや塗り間違いをチェックして完成!
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いかがでしたでしょうか。
小説の表紙は初めての試みだったのですが、晋太郎さんとのコラボで良いものに仕上がったのではないかと自負してます。

 

魅力的な9人の織りなす「ナイン・ストーリーズ」「アフター・ナイン・ストーリーズ」、
ぜひご一読ください!

 

ではでは。

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